愛用のカメラ
中判のカメラでありながら35mm一眼レフ並のコンパクト差で、山登りのお供に沢山使用していました。
レンジファインダーで固定レンズと割り切った仕様。私の場合、山に登るのがメインで写真はついでなのでこのカメラにしたのですが、山で写真撮るときは大活躍でした。
すべて機械的な作動で動くマニュアル機で、電池で動くのは内蔵している露出計のみ。冬山にもっていっても寒さでシャッターが切れないような事はなく、カメラもフイルムも使い慣れて人間露出計でしたので電池切れでも平気。
フジクロームフイルム「べルビア」との相性もよく、このコンパクトな中判カメラはかなり楽しませてくれました。
でも、あるとき出来上がった山の写真を見て「何かか違う・・・」と。
いろんな山登っていたので、有名な山岳写真家の作品を見て「あ~、ここから撮ったのだなあ」と気がつく事もありましたが、作品見ても何か足らない・・・。
どんなに高名な山岳写真家が撮った作品でも写真じゃ、美しくは撮れても自然のもつスケール感は表現しきれないのです。プロでもそ~なんだから私の撮った、へなちょこ写真じゃなおさらです。
で、あるときからこのカメラで山の写真を撮る暇あったら、ゆっくりと落ち着いて山々の景色をみて心に焼き付け、思い出にするようにしました。どうせ私の場合、写真は個人的な楽しみでしかありませんし。記録とかとる時はデジカメでパチパチです。
で、出番もなくず~っとタンスの肥やししていたカメラですが、先日の北海道旅行に連れ出しました。
なんかこのカメラ、山での思い出が色々あって懐かしかったです。メーカーにオーバーホール出そうかなと思いました。北海道は天気がイマイチで出番もなくデジカメパチパチでしたけどね。
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